北からの風が吹き出すとすっかりシーズンオフ間近。
今日は毎試合好ゲームを展開するレンジャースとの最終戦。ここまで今季2勝2敗のタイ、果たして勝ち越すのはどちらか?という所で、レンジャースは人数ギリギリ状態。
というボルメッツも11人で試合開始したのだが、ERを付けないと行けない選手が2人居るので手負い状態。果たしてどうなる事やら...
先発の小松はランナーを1人出すも無難な立ち上がり。するとシーズン終了間際になると活気づく打線が援護に入る。
一番の遠藤寿がセンター前、先日のアトラス紅白戦で「何かを掴んだ」という遠藤寿の打球はかつて「殺人打球」と言われてた頃のそれ。
すると2番菊池が先制の2ランホームラン。すると原田が連続アーチ、4番金澄はライト前に渋く決めると打撃練習ではキャッチャーフライばかりだった藤本が目が覚めるような2ラン。この5点で序盤の樹同県を握る。
2回以降もボルメッツ打線は爆発。2回に菊池の二打席連続ホームラン、3回に宇野・オイカワのタイムリー、4回に3点を返されるが菊池、原田、金澄、藤本の連続タイムリーで5点。
ここまで余裕の先発小松だったが、風が強くなってからコントロールを乱し、連続四球とタイムリーなどで詰め寄られる。
しかし6回に遠藤寿、菊池、原田のタイムリー、金澄と藤本にホームランが出て8得点。
最終回に3点取られるも23対10で勝利した。これで対レンジャース戦の負け越しはなくなった。
15分のインターバルを置いてはじまった第二試合、藤本が投げると打線の援護がないと言うジンクスをはねかえすような出来事が起きる。
第一試合のセンター前ヒットを見て監督は「2番にしよう」とひらめいた61歳松永が期待に応えて大活躍する事に。
1回の攻撃、2死から原田が出塁、宇野四球、金澄のタイムリー2塁打の後、今日絶好著の菊池がこの日3本目となる3ランを放つ。
レンジャースに2点を返されるが、3回の表に打線が爆発、遠藤寿を置いて2番松永がチーム最年長ホームラン記録を一気に更新する1号2ランが飛び出すと、そこから「若い者も負けていられないぜ」とばかり、金澄のホームラン、打者一巡の後に遠藤寿のホームランなどで11得点。4回は金澄・藤本のホームラン、5回も遠藤寿の二打席連続ホームラン、松永の2号ソロ、宇野・金澄にもホームランが飛び出し9点。
しかしまだまだ火が付いた勢いが止まらない。
6回に打者2巡の猛攻、金澄・藤本、オールドルーキー仲丸のホームランで1イニング20得点。
グランド利用時間終了の為6回で終了した時には46得点。
61歳松永が最年長記録となる2本のホームラン、1試合12本塁打はチーム記録、さらに1イニング20得点、そしてチーム最多得点記録を更新する46得点と記録づくめの試合となった。
今日の2試合で18本塁打、両軍あわせると25本ぐらいは本塁打が飛び出した。
毎試合シーソーゲームの展開でハラハラドキドキの連続になるレンジャース戦も、最終節は意外な終わり方をした。しかし必ずリベンジを果たしに来るだろう。
また来年も今年同様熱戦になる事を期待しつつ、今年最後の利用日となった道満グランドに別れを告げた。
文責/小松 写真/菊池・小松
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